傘巻絞り・縫い締め絞り・帽子絞り用 絞り台|伝統的な絞り染めの道具
傘巻絞り・縫い締め絞り・帽子絞り用 絞り台|伝統的な絞り染めの道具
傘巻絞り、縫い締め絞り、帽子絞りなど、本格的な絞り染めをご自宅で楽しむための絞り台です。
絞り染めでは、布をどれだけしっかりと締めることができるかが、染め上がった模様の美しさを左右する大切なポイントのひとつです。
手だけで糸を引き締めることもできますが、絞り台を使用することで、糸を金具に掛けてしっかりと力を加えながら布を括ることができます。
傘巻絞りをはじめ、縫い締め絞りや帽子絞りなど、さまざまな伝統的な絞り技法に挑戦したい方におすすめの道具です。
受け継がれてきた絞り職人の仕事を、もっと身近に。
ご自宅で本格的な絞り染めを始めてみませんか?
絞り台を使うと、なぜ絞りやすい?
絞り染めでは、生地を糸でしっかりと締めることで、その部分に染料が入りにくい状態を作ります。
この「防染」によって、染色後に糸を解いたとき、美しい白い模様や色の濃淡が現れます。
そのため、糸をしっかりと締めることは非常に重要です。
手だけで作業すると、布を持ちながら同時に糸へ力を加える必要があります。
絞り台を使用すれば、金具を支点として糸を掛けることができるため、両手を使って布を扱いやすくなり、しっかりと括ることができます。
特に何度も糸を巻いたり、強く締めたりする技法では、絞り台があることで作業がしやすくなります。
傘巻絞りにおすすめ
この絞り台でぜひ挑戦していただきたい技法のひとつが、傘巻絞りです。
傘巻絞りでは、布を引き上げ、その周囲に糸を巻き付けながら締めていきます。
糸の巻き方や巻く範囲、布の取り方などによって、染め上がったときの模様が変化します。
一つひとつ手で括った部分が、染色後にどのような模様として現れるのか。
完成するまで完全には分からないところも、絞り染めならではの楽しさです。
金具の先端に糸を掛けて使用します
使用するときは、丸結びした糸を金具の先端部分に掛けて括ります。
金具を支点として利用することで、糸に力を加えながら生地をしっかりと締めることができます。
シンプルな構造の道具ですが、職人が繰り返し作業を行うためには、このような道具が大きな役割を果たします。
初めて使用するときは少し慣れが必要ですが、何度か練習することで糸の掛け方や力の入れ方が分かってきます。
写真付きで傘巻絞りの方法をご紹介しています
具体的な道具の使い方や傘巻絞りの方法については、写真付きの解説をご用意しています。
傘巻絞りの道具の使い方・絞り方を見る
初めて挑戦される方は、写真を確認しながら少しずつ練習してみてください。
縫い締め絞りにも
縫い締め絞りにも、絞り台を活用できます。
縫い締め絞りは、布を針と糸で縫った後、その糸を引き締めることで防染する技法です。
縫う位置や縫い方によって、直線、曲線、幾何学模様など、さまざまな表現を作ることができます。
縫い終わった糸をしっかりと引き締める工程では、力が必要になる場合があります。
そこで絞り台の金具を利用することで、糸に力を掛けながら締める作業がしやすくなります。
「縫う」「締める」「染める」「解く」
それぞれの工程を経て、最初は何もなかった一枚の布の上に美しい模様が現れます。
帽子絞りにも使用できます
帽子絞りは、染めたくない部分を覆って防染し、色を染め分けるために使われる伝統的な技法です。
防染したい部分をしっかりと包み、その根元を糸で強く括る必要があります。
このときにも絞り台を使用することで、糸をしっかりと締めやすくなります。
帽子絞りを応用すると、一枚の布の中で色を染め分けたり、複数の色を使った作品作りに挑戦したりすることもできます。
絞り染めの表現の幅を広げたい方にも、ぜひ挑戦していただきたい技法です。
金具の角度にもこだわりました
より作業しやすくするため、金具の根元部分に少し角度をつけています。
絞りの道具は、一見すると非常にシンプルです。
しかし、実際には糸を掛ける位置や金具の角度など、わずかな違いによって作業のしやすさが変わります。
繰り返し絞りの作業を行うことを考え、より糸を掛けやすく、生地を扱いやすい形に仕上げています。
「ziniq油小路」の刻印入り
台部分には、**「ziniq油小路」**の刻印が入っています。
伝統的な絞り染めのための道具でありながら、ご自宅でも使いやすい絞り台として仕上げました。
絞り染めを始めるための道具としてはもちろん、長く使いながら少しずつ技術を身につけていただきたい一台です。
初めての方は小さな作品から
「職人が使う道具」と聞くと、初心者には難しいように感じるかもしれません。
しかし、最初から複雑な作品を作る必要はありません。
まずはハンカチなどの小さな布を使って、数か所だけ傘巻絞りを施してみる。
慣れてきたら絞りの数を増やしてみる。
さらに縫い締め絞りや帽子絞りにも挑戦してみる。
このように少しずつ技法を増やしていくと、絞り染めの楽しさが広がっていきます。
同じ技法でも、絞る位置、大きさ、糸を巻く回数、染める色によって、完成する模様は変わります。
そこに手仕事ならではのおもしろさがあります。
スカーフやハンカチ、インテリア作品にも
技法を覚えれば、さまざまな作品作りに応用できます。
ハンカチや手ぬぐいなどの小物から始め、スカーフ、ストール、バッグ用の生地、タペストリーなどへ。
生地の大きさや素材、染色方法を変えることで、作品作りの可能性はさらに広がります。
一つの技法を覚えるだけでも、配置や組み合わせによってさまざまなデザインを作ることができます。
さらに、傘巻絞りと縫い締め絞りなど、複数の技法を一枚の布の中で組み合わせるのもおすすめです。
写真を見ながら技法を学びたい方へ
絞り染めには、今回ご紹介した傘巻絞り、縫い締め絞り、帽子絞り以外にも、さまざまな技法があります。
「もっといろいろな絞り技法を知りたい」
「写真を見ながら自宅で練習したい」
「作品作りの参考になる資料が欲しい」
そんな方には、絞り技法を写真付きで分かりやすく紹介した図録もおすすめです。
写真で絞り染めの技法を学べる図録を見る
道具と図録を一緒に活用していただくことで、さまざまな伝統技法に挑戦していただけます。
「見る伝統工芸」から「作る伝統工芸」へ
絞り染めの魅力は、完成した模様の美しさだけではありません。
布をつまむ。
糸を掛ける。
しっかりと締める。
一つ絞ったら、次の絞りへ。
時間をかけて布に手仕事を重ねていき、最後に染色する。
そして、染め上がった布から糸を解いていくと、それまで隠れていた模様が少しずつ姿を現します。
この「糸を解いて模様が現れる瞬間」は、絞り染めならではの大きな楽しみです。
自分の手で絞ったものだからこそ、少し不揃いな部分も作品の個性になります。
技術が上達するにつれて、少しずつ思い描いた模様を作れるようになっていく過程も楽しんでください。
伝統の技を、あなたの手元へ
京都をはじめ、日本各地で長く受け継がれてきた絞り染め。
かつては職人の仕事場にあった道具を使い、今度はご自身の手で布を絞ってみてください。
職人とまったく同じ作品を最初から作る必要はありません。
一つの絞りから始めて、少しずつ模様を増やしていく。
その積み重ねが、やがて世界に一枚だけの作品になります。
伝統工芸を「見る」だけではなく、自分の手で「作る」楽しさを。
傘巻絞り、縫い締め絞り、帽子絞りなど、さまざまな技法に挑戦しながら、日本の絞り染めの奥深い世界をお楽しみください。
商品の特徴
用途:
傘巻絞り / 縫い締め絞り / 帽子絞りなど使用方法:
金具の先端部分に、丸結びした糸を掛けて使用します。金具:
根元部分に作業しやすいよう角度をつけています。台部分:
「ziniq油小路」刻印入り※絞り技法によって使用する糸や材料、作業方法は異なります。初めての方は写真付きの解説や図録をご確認のうえ、安全に作業してください。

