9月22日(月)20時54分、テレビ東京、テレビ大阪で放送
- 京都絞り工芸館
- 7 日前
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更新日:2 日前

前回、京都絞り工芸館の職人と交流してから2年。
彼女はびっくりするほどの成長遂げ、再び日本の職人を驚かせます!
フランスに住む一人の女性の感動的な物語が再び注目を集めています。絞り染めに人生を捧げるコルネリアさん。彼女のひたむきな情熱と、日本の「SHIBORI」への深い愛は、きっと私たちの心を温めてくれることでしょう。
2年前の放送より
「SHIBORI」に魅せられた情熱家、コルネリアさん
フランス在住のコルネリアさんは、日本の伝統染色技法である「絞り染め」の魅力に深く取り憑かれています。布を括り、染料につけることで美しい模様を生み出す「SHIBORI」は、8世紀に法隆寺から絞り染めの生地が見つかるほど、日本で古くから親しまれてきました。
若い頃、パリで服飾関係の仕事をしていたコルネリアさんですが、結婚を機に翻訳家へ転身。しかし、ある一冊の絞り染めの本との出会いが、彼女の人生を再び「SHIBORI」へと導きました。以来、オンライン教室に参加しながら、週に30時間以上を絞り染め製作に費やすほどのめり込み、その情熱は尽きることがありません。
コロナ禍で日本への渡航が叶わない中でも、彼女は独学で数々の素晴らしい作品を生み出してきました。例えば、1年間毎日絞り染めを作り続けた長さ17.5メートルにも及ぶ超大作や、暖簾、風呂敷などを制作し、個展やイベントにも出展しています。彼女の作品は、色鉛筆で下絵を描き、染めたくない部分を糸で縛り、庭で育てた藍の葉から作った自家製染料に漬け込むという、丹念な工程を経て生み出されます。
究極の美「京鹿の子絞」への憧れ
コルネリアさんが最も心を奪われているのは、京都の伝統的工芸品である「京鹿の子絞」です。鹿の斑点に似た美しい模様は、1ミリ角の布を指でつまみ、絹糸で9回巻き上げるという、想像を絶するほど緻密な作業の繰り返しで生まれます。一着の着物を作るには、15万個もの粒が必要とされ、完成までに2年を要するという、まさに究極の絞り技法なのです。
コルネリアさんは、「もっと多くの模様を作れるようになって、いつか本物の絞り染めの職人になりたいんです」と熱い想いを語り、本だけでは学べない日本の職人の技を、この目で見て学びたいと強く願っていました。
日本の職人との感動的な出会い
そして、その熱い想いは「世界!ニッポン行きたい人応援団」によって叶えられ、コルネリアさんは念願の初来日を果たしました。番組では、彼女が京都の職人と出会い、憧れの京鹿の子絞りの技を学ぶ様子が描かれています。職人の手から生み出される緻密な美しさに驚き、自らその技を体験する中で、コルネリアさんの絞り染めへの情熱はさらに深く、確かなものになっていきました。日本の伝統技術と、それを心から愛するフランス人女性との心温まる交流は、多くの視聴者に感動をもたらしました。
コルネリアさんの、日本の文化と技術に対する深い敬意と、決して諦めないバイタリティあふれる活動に、ぜひご注目ください!
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