絞り額 御所車 彩色
極細の疋田絞り、人目絞りで括られた御所車の絞り額です
括り作業のみは40年以上前に行われており、染色は近年行っております。
当時の緻密な絞り技法は、現代では再現が困難であり、高度な絞り技術を堪能できます。
本疋田絞り、針疋田絞り、針一目絞り、3種類の技法が使用されていますが、中でも本疋田絞り(道具を全く使わずに指先のみで括る技法)で括られている(白色が際立っている部分)は大変緻密で、貴重な作品です。
湯のし工程(生地を伸ばす工程)を工夫し、より立体感が残るよう仕上げてあります。
染色後、柄に合わせて筆で彩色を施してあり、さらに手の込んだ作品となっております。
額表面にはアクリル板を入れております。
素材:シルク
サイズ:43㎝x63㎝
重量:約2キロ