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京の絞り職人衆  京都絞栄会

 

日本を代表する伝統的工芸品、「京鹿の子絞」を守り伝える職人グループが、京の絞り職人衆 京都絞栄会です。

当会は、1939年、絞りの職人が集まり結成したグループで、元々は職人の親睦会からスタートしました。

絞り染めは、様々な手作業の工程を全て分業にて行われ、職人同士のチームワークや、

職人同士をコーデイネートする事が大切になります。

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私達のものづくりは、図案から型彫り、絞り加工、染色、糸抜き、仕上げにいたるまで、

一年以上の歳月をかけてつくられています。

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絞り技術の継承

それぞれの職人の技は、親から子へ受け継がれ、京都絞栄会でも、親子三代に渡り共に仕事をするメンバーもいます。 

日本最古の染織、1300年という絞り染めの長い歴史の中で、先人の知恵の積み重ねにより多くの技法が生まれ、そして途絶えていきました。

中には今となっては再現不可能な技法、又、新しいアイデアで生まれた新技法も多数あります。

 「自分の仕事が後世に残る。数十年後の職人が見た時に、驚く様な仕事をする。」

京都絞栄会は、1985年より毎年テーマを決めて、屏風、額等の作品の製作、後世に残す活動を始めました。

これは、大変な仕事です。

年々、自らハードルを高くして、職人全員が一つの目標に向かって大作の制作を行う事が、

京都絞栄会の職人の誇りと喜びにもなっています。

そして、これからも、世界に誇れるこの技術を守り続けていきたいと思います。

京都絞栄会 代表 吉岡信昌

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